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あせび野 最多リピート宿!9回、延べ15泊

とにかく、ダンナの一番のお気に入り。ここにいると超ごきげん。
ちょっとでも悪口をいうのを許さない“溺愛宿”です。


マークの写真は、マウスを置くと変わります♪

←大浴場「世古の湯」。とにかく広い!

←部屋付きの半露天。天候に関係なく快適に入れる工夫が。

←最高に気持ちいい読書スペース、211号室のテラス。

住所 静岡県田方郡天城湯ヶ島町湯ヶ島1931-1
電話 0558-85-1926
客室数 18
HP
http://www.asebino.com/
食事場所 朝夕:ダイニング個室
連泊スコア
★★★★☆
     
ランチはダイニングで食べられるし、パブリックスペースも快適なので、お掃除の間も時間がつぶしやすいです。ただ朝食のバリエーションが少ないので、飽きるかも…。
なので、★ひとつマイナス。
ひとり泊まり   :     NG
子供連れ  :     小学生以上OK
Public Space
ありそうでなかなかない、ほどよいスタイリッシュさのあるロビーやテラスだと思います







お着き菓子もおいしいです♪


↑くるみとこしあんと求肥のバランスが素晴らしい「夢衣)。ダンナの大好物で、お土産にもよく買います(要予約)。

私たちの宿泊の主な目的は「読書三昧」なので、どうしても部屋にこもりがちになります
(極言すれば、大浴場に行く以外は部屋から出たくない)

とはいえ、やはりちょっとは、ただ通りぬけるのが惜しいような、そこはかとなく居心地よさそうなパブリック・スペース
はあって欲しい。それがないと、部屋がどんなに豪華でも閉塞感を感じてしまうのも事実(「無雙庵枇杷」とか、「月のうさぎ」とか…

ここがいいのは、
ロビーやテラスが飾りではなく、本気で居心地のいいスペースとして作られていること。(案外そういうところは少ない気がします)


特に初夏は、テラス席が極楽です。
二泊目に部屋にお掃除に入ってもらう間、テラスで本を読んでいたら、あまりの気持ちよさにぐっすり眠り込んでしまったことも。



連泊限定のお楽しみ♪

 

連泊すると、二日目の午後、ロビーで食べられるケーキセット券が
もらえます。ケーキは、リンゴを焼きこんだパウンドケーキとか
素朴系だけどおいしいものが多いです。
上の写真は2008年5月に宿泊した時のケーキ。

しかしこのケーキは衝撃でした・・・

Public Bath
ここがダンナの溺愛*大浴場!




女湯(am1:00~10:30は男湯)。広いだけでなく、自然と
の一体感があり、かつ形に変化があるので、2~3人入っていて
も全然、邪魔に感じません。
この手前に、打たせ湯とジャグジー・
スペースがあります。


↑どちらも無料&予約制の貸切風呂。このほかに川に面した「寝
湯」がありますが、前に入った時には、川釣りの人たちから丸見え
なのが気になりました。「世古の湯」と部屋のお風呂に入るだけで
もう手一杯というのもあり、あまり利用してません。

個室に露天があっても、やっぱり温泉の醍醐味は大浴場にあるのでは…。
と、つくづく思ってしまうのが、あせび野の「世古の湯
」。
とにかく広く、しかも石の配置ひとつにいたるまでよく考えられていて、居心地がいい。


ダンナはほんとにワガママで、大浴場に2~3人いただけで「混んでた」とか言って不機嫌になる。なのに大浴場が好き。でも「あせび野」は部屋の露天が快適なので、この大浴場はいつもすいてます。(過去9回の宿泊で、3人以上いるのを見たことがありません)

←左の写真は女湯ですが、2008年5月16日の宿泊時に、男女入れ替えシステムが導入されていました(午前1時~午前10時半)。

男湯に初めて入った感想は「…狭!」
よく見ると奥の見えにくいところに洞窟のようなジャグジー・スペースがあり、総面積としてはそんなに変わらないのかもしれませんが、女風呂のほうが圧倒的に開放感があります。

ダンナは長年、こんな狭いほうであんなに喜んでいたのか、と思うと、不憫なような得したような…

ダンナも初めて女湯のほうに入って気に入ったらしく、早朝にいそいそと入りに行ってました。




湯あがり所。ちょっと前の写真ですが、今はタオルはバスタオルとフェイスタオルがセットになっていて、レディスセットなどの備品ももっと充実しています。冷水と冷たいお茶が自由に飲めます。

大浴場にたっぷりタオルがあるって、昨今は普通ですが、私たちはこの「あせび野」に2002年に泊まった時が初体験だったような気がします。すごく感激した思い出が…。



 
Guest room

「かっこよさ」と「ゆるさ」の絶妙バランス








すべてのお部屋に露天風呂がついていますが、いわゆる「ベランダに無理やりつくりました」風のはひとつもなく、すべてゆったりとしていて、雨の日も気持ちよく入れかつ露天気分が損なわれないよう、とてもよく考えられています。

一番下の「谷の蔵」は、お部屋がやや暗いという欠点はあるのですが、お風呂に入ると谷川のせせらぎがすぐ近くに聞こえて、本当に癒されます。

逆に上の「花の蔵」「木の蔵」は、目の前が開けていて気持ちがよく、緑が近くて森林浴気分。
本当に山の中で、対岸も宿の所有という噂で(※未確認)、車や人家などが何も目に入ってこないのもいいです


*************


*ここは、人気旅館を多数手がけていることで有名な石井設計事務所の設計ですが、それでも「いわゆるデザイナーズ旅館臭さ」に染まることがなかったのは、やはり宿としての強烈な意思があったからではないかと思います(単なる勝手な推測ですが)。

そのへんの頑固さが感じられるところも、好きです。








↑部屋の露天は、お部屋によって石風呂と檜風呂があります。私は石風呂が好き。

Dinner
食事がもうひとつ、という人もいるけれど、私たちは満足してます





ネットで見ると、「食事が物足りない」という意見もあるようですが、私たちは充分満足しています。

今ではよく見かける、「お刺身に生山葵一本そのまんま」演出ですが、初めて宿泊した2002年当時の私たちには珍しくて、感動しました。
初めて見る山葵の葉の立派さ、濃い緑のの美しさに、「家に持って帰って飾りたいなー」とつぶやいたら、仲居さんがビニール袋に包んで持たせてくれた思い出が。
結局、すぐ枯れちゃったけど、
そういう素朴な親切さからここが好きになったんだということを、今思い出しました。

2008年5月の滞在で、食事の時に中居さんにその話をしたら、茎が生でそのまま食べられることを教えてくれました。「香りがよくておいしいですよ」という言葉のとおり、みずみずしくて思いのほか柔らかく、おいしかった!

ただ今回も、二日目のデザートがメロンだけだったり、すごく印象に残るお料理がないな、とは思いました。
ま、その時はおいしくいただいているのですが。

 


↑お正月に宿泊した時の、元旦のおせち料理。

Reading Area
パブリック・スペースにもたくさんありますが、いちおしは211号室テラス



↑なんか、精神分析用の椅子みたいです。意外に座り心地はいまいちかな…


何度も宿泊してほとんどの部屋は泊まりましたが、211号室は、和室が2部屋でその分5千円ほど高いので、留まったことがありませんでした。

が、2008年1月、夫の両親を接待(笑)するので初めて宿泊。5千円アップ(35,850円)でこんなに!?というほど広く、家具もいい。トイレが2か所あるとかちあわず快適であることを、つくづく痛感しました…

特にテラスが広くて、椅子も本当に動きたくなくなるくらい快適。1月に宿泊した時、「初夏の頃、湯あがりにビールを飲みながら風に吹かれて本を読んだら、どんなにか気持ちがいいだろう」とドキドキしました。

その夢が実現!
欠点はこの椅子、角度がちょうどよくて、気持ちよすぎてすぐ眠っちゃうこと。

↓ダンナも読み始めて、秒殺されてます(笑)。

 


…and
安心して泊まれる価格にも、ポリシーを感じます


↑最上階の「山の蔵」のテラスは、森
と一体になるような気持ちよさ。
一番下の「谷の蔵」は(ちょっと暗いけど)
川の音が近くに聞こえて癒されます。



テラスの椅子はお部屋によって違います。どれも派手さや奇抜さはないけど、味のある佇まいで座りやすい。ここの宿の心地よさを体現している気がします。
とにかく、コストパフォーマンスがいい!

最初に泊まり始めた頃は、平日だと2万5千円台という驚きの安さでした。
今は少し値上がりしていますが、それでもこの内容ですごく頑張ってくださっているお値段だと思います。

たぶん、まったくの新興の宿ではなく、昔からある嵯峨沢館をバックに持つ強みもあるのでしょうが、
もっと高くしても余裕でお客を呼べるはず
ですから
このお値段というのも、ひとつのポリシーだと思います。
そういうところも含めて、信頼できる宿だと思うのです。


スタッフがいい味出しています!

ービスがすごくいいか? というと、たぶん「普通」。決して「いたれりつくせり」ではなく、どちらかというと「つかず離れず」寄りのあっさりしたサービスです。…が、あっさりしてるけどちゃんと親切。きちっとしてるけど、いい味も出てる。マナーや気配りはびしっとしているのですが、それを超えてにじみでる味のあるキャラクターや人情…いい意味で「すきがある」。だからまた会いに行きたくなるんです。

(例えば、
私がビールを注文するたびに「え!奥さん、あんたまだ飲むの」という心の声が、表情にだだ漏れてしまう方とか。

隙がなくぴしっとしてて「愛嬌不足で冷たい」と思いきや
、料理の説明でちょっとつっかえたらものすごい恥じらいっぷり
可愛さ爆発だったった人とか)

そして初めて訪れたの2002年から、食事のお世話をしてくださる
中居さん(平均年齢50代くらいの、たぶん地元の女性)たちの顔ぶれが同じで、いつ行ってもほっとします。あと、玄関先で車をさばいているおじいちゃんたちも、渋くてほのぼのしていて、味わい深い風貌。大好き!

ある旅館好きの方が言ってたのですが、「
年配のスタッフが頑張っている宿は間違いない」っていうのは、真実ですよねえ。

また家族の突然の入院で、繁忙期に予約しながら御迷惑をおかけしてしまったことがあるのですが、その時も温かい配慮をしていただきました。宿にご迷惑をおかけするかもしれないので詳しく書くことはできませんが、なによりもその時の親身な励ましの言葉がうれしくて、今でも忘れられません。
リクエストといえば…

洋朝食がいまいち…(和朝食はgood)




私は洋食派なんですが、野菜が少なく、しかも朝から油っこいお肉とかがメイン…

内容も最初の宿泊時からずっと変わらず、季節を通してサラダの中味までも同じ…

(しかも葉っぱ中心の魅力のないサラダなんです)

ダンナが唯一この宿で嫌いなポイントが、朝食のサラダ。

季節の野菜をつかって変化をつけるとか、

もっと軽くヘルシーにするとか

とにかく変えて欲しい…


エステがあるといいのになあ。

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