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ARCANA IZU 2007年11月宿泊

これまでに泊まった個室露天風呂のベスト1です!
↓私のPCの壁紙はこの写真。






住所 静岡県伊豆市湯ヶ島1662
電話 0558-85-2700 
客室数 全16室、各室専用露天風呂
HP http://www.arcanaresorts.com/main.html
食事場所 レストラン(別棟) / ARCANAM(アルカナム)
連泊スコア
★★★★☆
     
ランチはルームサービスあり。パスタなど、かなりおいしい。
24時間バトラーサービスがあるので、安心。
ロビーなどパブリック・スペースがないので、星ひとつ減。
ひとり泊まり:OK(割り増し料金あり)
子供連れ:12歳以下NG

 

お部屋の満足度は、過去最高です!










1日目は1Fのリバービュースイート(テラス含めて51.1平米)

この宿では一番価格が安い、標準仕様のお部屋です。
(とはいえ、平日の特別プランでさえ
2食付きでひとり5万円台ですが)

でも、その価格に納得できる快適さ!

*窓からの眺めは、明神館の立ち湯クラス!

*ふたりでゆっくりとくつろげる、ビッグサイズで座り心地のいいソファ
(家に欲しくてたまらなくなり、スタッフの方に値段を
聞いてしまったほど…。一瞬であきらめました)


お部屋のお風呂がまた素
晴らしく、
本当に川とも森とも近く、
入りながら森林浴をしている感じ。


そして川に近いので、せせらぎの音が耳元で聞こえる感覚。

それに、森の中の鳥のさえずりがミックスされ、
まさに五感で至福の癒しを味わえました。



2日目は、やや価格高めの2F,「リバーテラス」へ
(テラス含めて55.1平米)


お部屋はほぼ同じ(ソファの色が違うだけ)なので、面積の違いはお風呂のみです。



ごらんのように、森に突き出すようにつくられているので、すごい開放感です!
(ただ1階上になるぶん、川から離れるので、せせらぎの音は遠くなります)

硬派な編集姿勢で知られる某男性誌でこの部屋を批判して、
「壁材が安物」「ベッドから風呂が丸見えで、
男ふたりでいたたまれない
とありましたが、そもそも、(その気のない)男ふたりで
来る宿じゃないでしょ、と思うのですが…

それはすし屋に行って「魚ばかり出すな」って言いがかりつけるようなものじゃないかしらと思うわたし。

その雑誌は、つまりは「法外な価格」に義憤(?)を感じていたようです。

確かにいっとき、二食付きで7万円とかいう強気な価格になり、
それはもう私たちが気軽に泊まれるクラスの宿ではないなあ
と思っていたのですが、最近はいろいろなプランが出て、
平日ならなんとか手が届きそうな気配もでてきました。


5万円台前半なら、頑張って働いて年に1回くらい行きたい!
「1泊4万円以上だったらよくてあたりまえ」と思っていた私たち夫婦が
価格オーバーでも感動してしまうのは今のところ、
二期倶楽部東館のメゾネットとここだけです。

よそでは味わえない、エキサイティングな「食」も魅力です。(写真ないけど)



↑冷蔵庫内はフリー。

↑ダンナが気になるPC環境も合格。


↑2階への階段


↑2階廊下


↑レストラン棟



(私たちにしてはドキドキの)5万円台までは出しても泊まりたい!
というもうひとつの理由は、食事です。


レストランは別棟の「アルカナム」1か所だけなのですが、ここが素晴らしくて。

初めてドアを開けて入った瞬間、そのドラマティックな空間の美しさに
まず言葉を失いました。

ここは絶対おいしいに違いない!
こんなに素敵なのにまずいなんて、絶対イヤ!
と思いつめてしまうくらい、
カウンターに座っているだけで期待が高まって
ドキドキする、そういう空間なんです。

味も、「玉の湯」「二期倶楽部」クラス(発想の新鮮さではそれ以上かも)。
一品一品が斬新かつ繊細な演出で、舌ばかりでなく心もうっとりさせてくれました。

もちろん、2日目もレベルダウンまるでなし。

ありきたりになりがちな朝食も、独特のスタイルでかっこよかった。
レストランで焼いているパン、手作りのジャムがまた素晴らしい。
そしてまた食べ切れなかったパンをお土産に持たせてくれる心遣いが素敵。

さらにそのパンが、翌朝にはカチカチになっていたことから、ほんとに保存料も何も使わないで焼いたヘルシーなパンなんだなーと実感…。

そして、夜食のおにぎりとかプリンとかがある宿はもう珍しくありませんが、
ここの夜食用のスイーツは
たいがいの女性のハートを一撃でノックダウンすることでしょう。

のんべえの私が特にしびれたのが、ソムリエのお人柄です。

ダンナが飲めないので、基本、私はワインはグラスでいただくのですが
ソムリエのセレクションが素晴らしかったです。
私の好みにぴたりと合い、かつお料理とのマリアージュの絶妙さも堪能できるワインを各お料理ごとに、選んでくれました。

(ただし、ワインリストなし、ソムリエとのやりとりでいちいち彼がワインセラーから取り出すスタイルなので、価格わからず…
最終的にチェックアウトで確認したら、1杯3千円前後というかなりいいお値段でした…

ううーーん、でも今考えると、それは私が予算の希望を伝えなかったからで、
予算抑えめでこういう味を…という相談もフランクにできる雰囲気の
ソムリエだと思います。


とにかくこのソムリエが
笑っちゃうほどの「飲ませたがり」
お客のグラスが空くのを横目で確認すると、顔に「にやり」という笑みが浮かぶんですよ…(何度も目撃)

そして、いそいそとワインセラーに入って、そのお客が好きそうでその料理に合うワインを持って後ろにそっと立つ。その時のうれしそうな顔ったら。とても断るなんてできません。

というわけで私の飲みっぷりがよかったのか、
最後は、デザートの貴腐ワインをおごってくれました。


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